脂肪を使った豊胸手術とプロテーゼ

美容外科手術に興味のある方は、プロテーゼ、フィラーという言葉をご存知かと思います。


プロテーゼとフィラーは、顔面や乳房に注入したり埋入したりする生体内埋入材のことです。


生体内埋入材を大別すると、吸収性のものと非吸収性のもの、液体とゲルと固形物に分類できます。


シリコンゴムのような硬いもの、豊胸手術用バッグのように大きなものをプロテーゼ、小さなものやコラーゲンやヒアルロン酸など注入するものをフィラーと言っているようですが、厳密な分類があるわけではありません。


今は自分の脂肪を注入する方法もありますが。


代表的なものを挙げてみましょう。


・パラフィンやワセリンなどの炭化水素


これは乳房や陰茎に注入されたようで、一部顔面のしわとりや鼻を高くするのに使われた形跡があります。


日本では戦後まもなく、炭化水素系物質の注入による豊胸術が流行しました。


1970年頃からは、シリコンの注入が取って代り、さらにマーケットを広げました。


実際、今でもこの時期に注入の豊胸術を受けて、岩のような肉芽腫(しこり)を形成し、乳ガンの発見が遅れたり、異物が原因と思われるヒト・アジュバント病(自己免疫の抗体が高い値となり、膠原病のような症状=微熱・関節痛・発疹などが現れる)を併発してしまう中高年の女性が多いのです。

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